龍之進の本館イラスト・漫画サイト「龍之家」のブログです。同人活動情報の告知などを載せてゆきます。宜しくです。

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「憑依」と「ビンゴ」
 またまた読書感想文(?)です。
最近読書感想文(?)を書いてるのでカテゴリに「読書感想」というカテゴリを追加しました。

 まず「憑依」からです~
著者:吉村 達也
簡単なあらすじ
 主人公岡本龍一はある日バーで知り合った月舘未知子から衝撃の告白を受ける。
「私は手足胴体をバラバラにされた女の霊にとり憑かれている。その女を殺したのはあなたの父親だ」と。
その後日の新聞で4年前付き合い振られた女性がバラバラ死体になって発見されたと言う新聞記事を見つける。
父親に問い詰めると父親は泣きながら二人の女性の殺人を自白した。
もう一人とは高校生時代に付き合っていた少女の事だと言う。
そして次の標的は未知子であり、その運命は変えられない、と…

 この話は結果から言うと霊ではなく生霊の話でした。
主人公は結婚に非常に憧れていて理想の女性像、を付き合う前に殆どストーキングして作り上げそれに実際に付き合ってみて会わないと己の生霊に飲まれその女性を殺してしまう…
父親は息子を庇っていて息子の目を覚まさせるため母親と自殺、ですが主人公は変わらず次の犠牲者となりそうな女性が登場…と言う落ちでした。
読みものとして恐くはなかったですがこんな人いたら恐いなぁとは思いました。

 「ビンゴ」
 ある東北の山奥の不登校児、問題児を受け入れ更生、立ち直りを目的に作られた「希望の光」学園で最後の卒業生25人による森の中での百物語が思い出作りに行われた。
処がそこで奇怪な現象に襲われ、その後一人の女生徒が教室で首を吊って自殺した。
教室の黒板にはビンゴのカードに見立てられた座席票が書かれており自殺した女性とは5×5のマスの中心に位置していた。
そしてその座席票の列が黒く塗りつぶされビンゴとなるとその列の生徒たちがたちどころに死んでいった。
そんな事件があったため学校は予定より早く廃校となり10年の時が経ち、ある日学級委員であった永峰あずさは生徒であった者達を集めた。
集まったのは、たった6人だった。
10年の間に19人が死んでいたのだ。
ビンゴの呪いは解けていなかった。
残った6人は呪いを解くため廃校となった学園へ向かう…

 この話もある種生霊の話でした。
この25人の中に苛められていた生徒がおり、その生徒は人形を操る能力、霊(己が慰めの為作りだしたもので厳密には幽霊ではない?)を作りだし操る能力を持っていました。
作り出された霊は現実にも顕れ始め他の生徒達を恐怖に陥れます。
そしてその生徒は霊の根源を断つために百物語をした森で他の24人の生徒に逆さ吊りにされリンチにより一度殺されてしまいます。
しかし自ら作り出した霊の力で復活。自分を含む皆の記憶を消してしまいます。
作り出された霊は一人歩きを始め他の生徒達に復讐を始めます。
そして最後に自分(生徒です)を殺した主犯の生徒を殺そうとするところで自分の妻となった25人のうちの一人に止められ妻とともに死者の国へ旅立ちます。
納得がいかないのは主犯格となった生徒智史とその智史に片思いしていた学級員委員あずさだけが生き残ったことですね。(復讐が完全に遂げられなかったこと)
一番ひどい事をしておいて何で生き残ってるの?と言う不完全燃焼って感じでした。
しかしこの小説は今まで読んだ中で一番怖いホラーだったかもしれません。
復讐者である生徒、通称「ハカセ」君の作りだした教育実習生の女教師の霊は「リング」の貞子の様な白のワンピースに長い黒髪の霊で怪奇現象のシーンやこの霊が出てくるシーン、「リーチ」、「ビンゴ」と叫んだりするシーンは映像がありありと浮かんできて中々恐かったです。
 
 でも結局恐いのは生きてる人間の思い込みや恨みなのかなぁ?と言うのがこの2冊の感想です。
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